部署紹介
Introduction of department
集中治療センターでは、救急搬送された生命の危機的状況にある重症患者さんや大手術後の患者さんが入院しています。そのため、一般病棟よりも多くの看護師が配置されています。私達看護師は、 “チームワーク” を大切にし、患者さんにとって質の高い看護が提供できるよう心がけています。そして最新医療に関する知識・技術の向上に努めています。また、センター長である井上先生を中心に、各診療科医師や多職種とも連携を密に行い、安全・安心な病棟運営を行っています。

東4階病棟は、小児科・耳鼻咽喉科・頭頚部外科・口腔外科の混合病棟です。小児科は、乳幼児を中心に急性期疾患やネフローゼ、代謝疾患などの慢性期の患児が療養しています。小児の入院では、ご家族の付き添いもあり、家族への看護も大切にしています。「家」に近い療養環境を目指して、「ひな祭り・子どもの日・ハロウィン・クリスマス」など、医師・看護師でイベントも行います。サンタに扮した先生に親子で微笑む場面もみられます。耳鼻科・口腔外科は、手術の患者さんが主に治療されています。手術前後のケアに取り組み、患者さんの早期治療を支援しています。

東5階病棟は、泌尿器科・腎臓内科病棟です。泌尿器科手術の件数は、愛知県下でもトップクラスで、膀胱摘出術・前立腺摘出術・腎臓摘出術の他、内視鏡手術なども行われています。手術前後の治療・看護は、腎臓移植も含め全て当病棟で行っています。また、がんに対する化学療法も積極的に行われています。腎臓内科では、腎不全や慢性の腎疾患に対しての治療・検査入院の方が多く、透析療法(血液・腹膜)導入のための手術や指導も行っています。入院・退院・手術・検査で忙しく、目まぐるしい日々ですが、チームワークの良さを発揮してより良い看護に努めています。

東6階病棟は、循環器内科・心臓血管外科・呼吸器外科・形成外科・皮膚科の混合病棟です。心臓血管検査・治療や心臓手術の高度治療、呼吸器・形成外科手術、皮膚科疾患で入院治療が必要な患者さんたちが入院して見えます。急性期から慢性期の患者さんの入退院が多い病棟です。自部署内はもちろん、他部署との連携が重要で、患者さんにはチームで関わり、早期に退院出来るように努めています。また、医師は毎週カンファレンス時に勉強会を行い、看護師教育に協力的です。患者さんに安全で安心な看護が提供できるようにスタッフ一同、新しい知識・技術を学び、自己研鑽に励んでいます。

東7階病棟は、呼吸器疾患や糖尿病の教育を中心とした内科病棟です。呼吸器疾患の患者さんには、人工呼吸器や在宅酸素の指導を行っています。私たちは、呼吸管理における専門的な看護や知識を持ち、安心して治療が受けられるよう支援しています。糖尿病の患者さんには、自己管理ができるよう糖尿病患者教育を行っており、不安なく継続できるよう説明しています。慢性疾患において治療の継続看護が必要であり、患者さんに合わせ退院に向けた支援に努めています。

南3階病棟は、外科病棟です。食道・胃・肝臓・膵臓・胆嚢・大腸・肛門・甲状腺などの手術、化学療法などの補助治療を行う患者さんが入院しています。全身麻酔で手術を受ける患者さんは、回復室に入室し、集中的にケアをしています。入院生活が安全・安楽に過ごせるよう、笑顔を絶やさず思いやりのあるケアに心がけています。患者さんやご家族の方は、退院後の食事や排泄などの日常生活に様々な不安をお持ちです。病棟スタッフはじめ医療チームで連携を図り、退院後の生活が不安なく過ごせるように支援しています。

人工肛門・人工膀胱(泌尿器科)を持った患者さんが年1回集まる会(茶話会)を開催しています。
外科病棟・外科外来・泌尿器科病棟・泌尿器科外来の、看護師・医師、皮膚・排泄ケア認定看護師が協働で企画運営し、患者さんやご家族の方と交流を図っています。
南4階病棟は、産婦人科と新生児集中治療室(NICU)を持った病棟です。主に産婦人科として年間約600件の分娩と婦人科疾患に対する治療や手術をされる患者さんの看護を行っています。私たち助産師・看護師は、妊婦さんが安心して分娩できるように一人一人に合わせた支援を心がけています。ご家族の方にも赤ちゃん誕生の感動の場面に立ち会って頂くこともできます。また、NICUでは、お子様の誕生を喜び、一人一人を大切な存在として愛情を込めたケアを行っています。ご家族が、お子さんを預ける環境に安らぎと過ごしやすさを感じていただけるように、アットホームな雰囲気作りを心がけています。

南5階病棟は、整形外科の病棟です。主に、大腿骨頸部・転子部骨折や人工関節の手術、外傷(交通事故・労働災害)脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニアなどの患者さんが入院しています。手術により運動機能を障害され日常生活が不自由となりますので、入院生活が安全・安楽に過ごせるよう看護師がお世話させて頂いています。
近年、高齢の患者さんの骨折が増加しており、認知症や嚥下障害などの合併症を予防する目的で積極的な手術をし、早期リハビリ・早期離床を図っています。患者さんが急な入院で戸惑うことがないように、早期回復を目指し、医師をはじめスタッフ一同、治療・看護を行っています。理学療法士・ケースワーカーと連携をとり、患者さんやご家族と相談しながら、より良い形で退院できるように取り組んでいます。

関節リウマチの患者さんを対象としたリウマチ教室を2回/年、開催しています。
外来・病棟の看護師が中心に企画し、毎回、様々な医療チームメンバーによる 勉強会が行われています。
南6階病棟では、脳神経外科、脳神経内科の患者さんを中心にスタッフ一丸となってケアを提供しています。週1回、多職種によるカンファレンスを行い、患者さんに必要なケアをスタッフで検討しています。入院中はもちろん、退院にむけての調整(リハビリ病院への転院、在宅看護への調整)も多職種と協力して行い、地域と連携し、継続した治療を心掛けています。また、当院ではガンマナイフ治療を行っています。入院が決定すると外来で、DVDを見ていただき、入院の流れが分かるパスを使用し院生活を説明することで、治療に対する不安を少しでも軽減できるように援助することを心がけています。
スタッフ皆、「患者さん、ご家族の思い」を受け止め、笑顔でケアを行っています。

南7階病棟は、消化器内科病棟です。消化器内科の単科で、先進的な医療(内視鏡・ラジオ波・肝生検・アンギオなど)に取り組んでいます。腫瘍疾患の患者さんが多く、院内の化学療法認定看護師や緩和ケアチームと連携し、安全で安楽なケアを提供できるよう努めています。また、高齢の患者さんの看護においても、摂食嚥下・褥瘡ケア・感染管理などのチームと連携しています。院内を横断的にサポートするチームの力を借りながら、日々の看護ケアに取り組んでいます。
病棟の基本方針を「医師・看護師などの医療職はもちろん患者さんとのコミュニケーションを円滑にし、よりよい医療が提供できるように努めます」とし、困った時はお互い様、助け合いながら笑顔が多い病棟です。

北3階病棟は、血液内科と乳腺外科の病棟です。北棟検診センターの3階に位置し、明るく静かな病棟です。安心して闘病生活が送れるように、14床の個室環境が整っています。血液内科は、化学療法や放射線療法を中心に行い、白血病治療や骨髄移植を行うための無菌室ユニットを6床備えています。乳腺外科は、手術療法中心で、手術室への直結通路が設けられています。患者さんが、安全で安楽な闘病生活が送れるように、日々、カンファレンスを進めながらケアを行っています。医師・看護師・薬剤師・栄養士など多職種が協働し、より良い看護の提供を目指しています。

緩和ケア病棟では、様々な苦痛症状の緩和を必要とされる患者さんが入院されます。私たちは、そのような患者さんの全人的苦痛(トータルペイン)の早期緩和に努めています。その為、他職種カンファレンスを行い、現在の状況をアセスメントし、その現状に応じた治療・ケアを迅速に開始し、QOLの向上を図っています。また、最後まで、その人らしく生きることやその人が望んだ生活を維持できるように援助しています。患者・家族の希望に寄り添えるように、緩和ケア病棟に関わる全てのスタッフやチームが協力しサポートしています。

手術室では、年間5000件以上(2015年度:6121件)の手術が行われています。緊急手術に素早く対応できるように24時間体制をとり、全科にわたって専門性の高い看護を実施しています。患者さんに安心して手術を受けていただけるように、術前に患者さんを訪問することを積極的に行っています。手術室の様子や患者さんに協力していただくことを説明したり、患者さんから情報収集することで、一人一人の患者さんに応じた看護を提供できるよう努めています。最新の医療に対応するために、定期的な勉強会を行い手術に必要な技術や最新の手術器械に対応する知識の習得を行っています。

外来は、23の診療科があり、1日約1500人の患者さんが受診しています。1階・2階のフロアに看護師長2名、主任看護師4名を中心に常勤・非常勤の看護職員が協力して業務にあたっています。外来化学療法室では、がん化学療法看護認定看護師を中心に平均750件/月の化学療法が行われています。さらに、皮膚・排泄ケア認定看護師を中心に「ストーマ外来」「フットケア外来」を開設しています。自己管理が必要な患者さん向けに「リウマチ教室」「喘息教室」「リンパ浮腫教室」などを開催し、療養生活上の指導及び支援を専門的・継続的に提供できるようにしています。私たち外来看護師は、「思いやりとやさしさ」をモットーに、診察・検査介助、入院説明、注射などの処置など、患者さんの治療の場に関わらせていただいています。

ストーマ外来では、手術前から皮膚障害を避けるべく、スキンケアなどを覚えていただきます。ストーマ装着の不安を減らすため、予想される困難を先回りして指導。最近は独居・高齢者世帯の方も多く、家族背景も考慮しつつケア方法も改善しています。フットケアは、患者様が病状を認識することが大切です。とくに糖尿病で自己管理を怠ると、足の指切断のリスクに至ることも。意思を強くもっていただき、いかに症状の緩和につなげるかが課題です。患者様の思いに寄り添っていきたいですね。

EERとは、救急外来(Emergency room)、内視鏡室(Endoscope)、放射線科(Radiation)の3部署が、平成25年4月に統合された部門です。
救命救急センターでは、1次から3次救急の患者さんを受け入れています。また、院内ドクターコールやプレホスピタルケアを行い、救急が優先される状況においても、倫理的配慮と心理面を重視したケアを行うために、他職種とともに情報を共有しています。

EERとは、救急外来(Emergency room)、内視鏡室(Endoscope)、放射線科(Radiation)の3部署が、平成25年4月に統合された部門です。
内視鏡室では、器財の管理や感染対策などの専門知識と共に、患者さんの不安が少しでも軽減できるように心がけています。救急外来との連携も今まで以上に図れ、安全・安心な内視鏡検査・治療を提供するためにがんばっています。

EERとは、救急外来(Emergency room)、内視鏡室(Endoscope)、放射線科(Radiation)の3部署が、平成25年4月に統合された部門です。
放射線科では、様々な検査や、血管撮影、放射線を用いた治療などが行われています。検査中の患者さんの状態観察や検査の介助、造影剤の注射などを行い、検査を受けられる患者さんの不安を最小限にできるように心がけています。

医療の質・安全管理室は、安全で安心な医療を提供するために、各部署にリスクマネージャーを配置し、病院内の医療事故等の予防対策に努めています。また、職員個々の安全意識を高めることを目的に、医療安全に関する研修を開催し、全職員が年2回以上の医療安全研修を受講することを責務としています。患者さんの安全を守り、医療者が安全に働くための職場環境作りを目指して、日々明るく元気に活動しています。

患者支援センターは、室長の医師をはじめ事務・MSW・看護師など多職種が在籍する組織です。
病診・病病連携、転退院支援、訪問看護、医療福祉相談、がん相談など患者さんの療養に関する相談、支援を担っています。平成27年9月に地域医療支援病院の承認を受け、地域全体で患者さんを診る地域完結型の医療を目指しています。多職種の強みを生かして、患者さん及びご家族が安心して地域で過ごしていただけるよう協働しています。

医療情報システム室は、室長(医師)・事務職職員・看護職員・委託職員で構成されています。この部屋では、電子カルテのトラブルや電子カルテを使用する職員の登録管理を主に行います。看護職員がいることで、事務職や委託職員に病院の1日の流れや診療録(カルテ)についての決まり事を共有できるようになっています。そして、診療報酬改定などの情報を共有し、電子カルテに反映させる役割も行っています。

当院の健診センターは1996年に開設されました。保健師2名、看護師1名で多職種(総勢30名)と協働しながら、毎日70~80人の健診者を受け入れています。(年間17000人) 健診を通じて、自分の健康を振り返り安心と満足をもってお帰りいただけるように努めて います。スタッフの笑顔があふれる明るい職場です。


(こまきしみんびょういん)
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