研修医の1日
One day for the resident physician
隣接する職員寮から徒歩1分で出勤。というわけで、通勤は、「ちょっとコンビニまで」というようなラフなスタイルです。でも、更衣室でスクラブ(青服)と白衣に着替えると、さすがに身が引き締まりますね。研修医として、(今日も患者さんのために頑張ろう!)と、自然にスイッチが入ります。
まずは、研修医24名の机がズラリと並ぶ研修医室へ。パソコンに向かい、電子カルテで患者さんの夜間の症状を注意深くチェックします。ちょっとした変化も見逃さないよう神経を使いますが、症状が快方に向かっていると、やはり嬉しいです。
回診のため、一人で病室へ向かいます。患者さんの状況に合わせて、回診スケジュールも臨機応変に。
心不全や心筋梗塞の患者さんも担当していますから、急変や感染症にはとりわけ気をつけています。症状などをカルテに記載し、今後の診療方針を提示、主治医や指導医にアドバイスをいただきます。
カテーテル室で、指導医の下、血管造形用カテーテルを用いて検査をします。研修医1年目は、指導医が必要とする器具を手渡したり、比較的安全な手技を担当。段階を踏んで手技の経験を蓄積します。
外来は、初診の患者さんも多く、年代も幅広いので、お一人お一人の気持ちが和らぐような診察を心がけています。たとえ疲れていても、優しい笑顔でわかりやすい問診を(笑)。患者さんの小さな不安に潜んでいる重篤な症状など、見逃しのないよう細心の注意をもって診察し、カルテに記載します。
指導医・先輩研修医と、ピックアップされた症例の造影画像を実際に見ながら、ディスカッションします。経験を重ねた先生方は知識量が豊富で、いただいた意見やアドバイスは、すぐに実践できる医療知識となります。
血管超音波検査室・心臓超音波検査室で、指導医から、検査法や今後の治療方針などを教えていただきます。経験に基づくアドバイス、一言一言が研修医の糧となります。
本日、最後の回診です。患者さんの小さな変化も見逃さず、気になる症状をカルテに記載、当直の看護師さんに指示を出します。
研修医としての長い1日が終わりました。本日、当直はありません。患者さんの平安な夜を祈りつつ、職員寮へ戻ります。お疲れ様でした!

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